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子育て支援プロジェクト『あさひのおうち』




子育て支援プロジェクト『あさひのおうち』


みらいファームが取り組む居場所づくりの大事な部分です。


保育園の待機児童がゼロとは言っても、学童に入れない子たちはこのまちに沢山います。夜まで1人、おうちで待っている子もいるかもしれない。親は仕事だから仕方ないとはいえ、いろんな葛藤をしています。


旭には児童館がありません。


『あさひのおうち』は完全に、子どもや子育て世代に向けて"どうにかしたい"を原動力に動くプロジェクトです。



私は大学時代、週末や長期休みに地域の児童館にボランティアに行くサークルに所属していました。この時初めて児童館というものを知りました。私が子どもの頃から現在まで旭にはないですもんね。


多摩の聖蹟桜ヶ丘、永山という児童館は大きな木が並ぶ自然豊かな公園に隣接していて週末は1年生から6年生の子まで沢山の子どもたちが過ごしていました。私たち学生ボランティアがする事は、一緒にひたすら外遊びしたり季節の行事(お餅つきや夏のお泊まり)のお手伝いをしたり。私自身すごく楽しかったし、上の子たちがちゃんと下の子たちも一緒に遊べるようにお兄ちゃんお姉ちゃんをしていました.



地元に戻って、"児童館ないのか"ということが自分が親になって、友人たちの子ども達が小学生になって、沸々と"あれ?児童館ないってみんな親仕事だったらどうするの?""高学年になれば留守番って、え、小学生だよ?"と。


私が子どもの頃は、親がいなければ自分たちで近所のじいちゃんちに行ったり、友達と公園行ったりと過ごして来たけれど、近くに頼れるじいちゃんばあちゃんいなかったら。


今は昔より遥かに物騒で、親の知らないところでどこに遊びに行っちゃったかわからない不安ときたら。


それならば、地域にふらっと寄れる、家でも学校でもない居場所をつくりたいと思いました。そこでの過ごし方はもちろん自由ですが、いろんな選択肢は用意したいと考えています。


何をやるかは子ども達が選んでくれたらいい。基本的には、大人が1〜2名居て、宿題をみてあげたり、一緒に工作をしたり、絵を描いたりという見守りになると思います。地域のじいちゃんばあちゃんが顔出してくれて特技を教えてくれるような交流が持てる場所にもしたい。私の中に「じいちゃんばあちゃんがあたりまえに持っているものは、私たちにとってあたりまえじゃない」という想いがあります。それは、経験、知識、技術、感覚的なところ、あらゆることにおいてです。


また、ボランティア会員さんがもつ特技に合わせて色々なプログラムを子どもたちが楽しめる準備もしています。


関わってくれる方にお給料をお出しすることができないのが私としては心苦しいけれど、それでも関わろうとしてくれる大人たちがいます。


もちろん、安全を最大限考慮したルールづくりとそのルールの遵守の徹底(見守る側と利用する側両方に対して)、利用する親御さん達の理解と協力が必要不可欠にはなります。


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